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執筆者の写真Calminlet

目標を設定するということ

あけましておめでとうございます。 “一年の計は元旦にあり”なんて、言いますが、みなさん、2023年は、どんな一年にしたいですか?

今でこそ、一年を振り返り、目標を定めて、行動計画を立てたり目標設定のサポートをしたりと、積極的に目標を意識していますが、30半ばまで、目標設定がとても苦手でした。嫌悪していた感覚に近いかもしれません。 最近の言葉で言うと、”今を生き”ていたというような感じでしょうか。目標を設定することで、逆に自分の中で壁を作ったり、可能性を狭めているような感覚を持っていたも理由の一つ。 今年の箱根駅伝で中央大学がとても強くてトップの駒澤大学と1分42秒差の2位という結果でしたが、藤原監督の「1年間優勝を狙ってきた大学と、3位以内を目標にしてきた大学の地力の差」というコメントがとても印象的でした。 年末のカタールW杯も強豪国に次々と勝ち、ベスト16という結果でしたが、大会後に本田さんが「ベスト8を狙うんじゃない。優勝を狙うんだ。優勝とベスト8を目指すのとでは、努力の方法が全く変わると思ってる」とtweetしていたのも心に残っています。 今では、目標というのは、正しく設定して、定期的に見直すことで、自分やチームの力を適切に引き上げてくれる、とてもパワフルなツールだと信じているし、本田さんの言うとおり、立てる目標によって達成のために行う努力や、内容が変わってくるはず。と考えています。 可能性が狭くなってしまうと感じていたあの頃は、単に天邪鬼だったこともあるし、目標なんか立てなくても、目の前のことを頑張っていれば、だいたいのことは、なんとなくソコソコの結果が出せていたので、ぬるい満足感があったのも確か。 スポーツをしていた頃や学生の頃よりも仕事をするようになってからの方が、他人を貶めて自分をよく見せようとする人や、知ってか知らずかオウンゴールを決めて自滅しようとする人、チームをダメにしようとする人が多いように感じる。七つの習慣で言う、”重要だけど、緊急でない”ことにエネルギーを費やすべきなのに、あれやこれやと、"自分にとって重要でないこと"が、降りかかってくる。 限りある人生、悔いないように生きるためには、自分が望むことを優先できる状態にしておいた方が、進めやすいはずで、目標の設定とその定期的なアップデートが効果的だと考えている。先に挙げた、"重要でない"と思っていたことが、自分にとってかけがえのないものになるということもなくはないので、全否定をするものではないのだけれども、その事象の自分自身の中での位置づけは認識しておいた方がいい。 癸卯の2023年は、陰陽五行説によると、「癸(みずのと)」は優しく降り注ぐ、雨・霧・朝露を指し、種子が大きくなっていく様子を指すとのこと。新たなスタートに良い年だそうです。3年後、5年後に向けて、今年、今から何をしますか?


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